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life スローな暮らしと歳時記
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普段使いのさまざまなカゴ類。
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如月(きさらぎ)

 
二月のことを、「きさらぎ」というのは、寒さのために衣を重ねるところから「衣更着」とする説と、春がさらに春めくことから「来更来」とする説があります。
立春が過ぎてもまだまだ寒さは続きます。

丸餅と切餅

 西日本
では、雑煮用に丸餅をつきますが、これは家族の一人ずつに小さな鏡餅をつき、歳神に供えてから、全員揃って、その餅を食べた風習の名残です。
これに対して、東日本では、切餅(のし餅、角餅ともいう)が多くなっていますが、これは江戸風が広がったものです。
おせち料理
三段から五段重ねの重箱

 一の重 (一段目)
   黒豆、数の子、ごまめ
   市松かまぼこ、
   きんとん、だて巻
   コフ巻き
  などの口取りを詰める。

 二の重 (二段目)
   ブリの照り焼き、
   車エビの艶焼き、
   イカの松風焼き、
  などの焼き物を詰める。

 三の重 (三段目)
   ゴボウ、レンコン、
   里イモ、高野豆腐、
   ニンジン
  などの煮物を詰める。

 与の重 (四段目)
   しめぐじの柚子押し、
   紅白なます、
   しめさごしの八重作り、
   酢レンコン
  などの酢の物を詰める。

 五の重 (五段目)
  控えの重として予備の料理を入れる。
雑煮
 
雑煮は、その名の通り、さまざまな食品を入れて煮ますが、餅以外の食品として、
 野菜では
  大根・ニンジン・ゴボウ
  カブ・小松菜・
  ホウレンソウ・三つ葉・
  クワイ・里イモ
 など、
 海産物では
  コンブ・ノリ・ハマグリ
  タイ・エビ
 などが、
 使われます。

 大別すると
  すまし仕立て
    関東地方
    中国・九州地方
  味噌仕立て
    京都をはじめとする
    関西地方
  小豆雑煮(あずきぞうに)
    中国地方
    九州地方の一

 屠蘇
 
屠蘇は屠蘇散と呼ばれるニッケイ・サンショウなどの数種の漢方薬を、日本酒かみりんに加えてつくります。
七草がゆ 
 正月七日の朝は、七種類の春の草を加えたかゆを食べて祝います。
  七草の種類
    セリ・ナズナ・ハコベ
    ゴギョウ・ホトケノザ
    スズナ(かぶ)
    スズヒロ(大根)
小豆がゆ(あずきがゆ)
 小正月(1月15日)には、小豆がゆを食べます。

中国の故事にならい、祭日に小豆がゆを食べて災いを避け、邪気を追い払う儀式。
寒肥の方法

 植物の根元から30〜50センチ離して、円状の溝を掘り、堆肥(たいひ)・油かす・骨粉(こっぷん)などの肥料を入れて土をかぶせる。
新月伐採

NHKローカルで耳にしたのですが、
昔から林業関係者によって、「木は新月の日に伐れ。」と云われ、新月の日に伐採された木材は水分量や目のとおり、硬さなど質のよい木が採れるそうで、腐りにくいという。竹篭など竹細工に使う竹も、新月の日に採られたもののほうが細工もしやすく丈夫なものが出来上がるそうだ。
しかし、戦後の木材需要の拡大により季節(主に冬が伐採に適している)や時期など関係なく木材が伐採され、消費され続けた結果これまでの伝承や慣習は忘れ去られ、一年中いつでも伐採されるようになる。それにより日本の木材市場は質の悪い木材であふれ、安価な輸入材との市場競争にも敗れ日本の林業自体衰退してきてしまった。
と云うことで、もう一度新月伐採をとりいれ質のよい木材の供給に取り組もうと、ある林業・建設関係者のグループが動き出した。という話しでした。


昔から、月の満ち欠けの生態系に及ぼす影響などあれこれ取り沙汰されてきましたが、こんなに具体的に産業と関わった話しは初めてで、月暦を意識して生活している身としてはなんだかちょっとイイ話しでした。

 亀泉庵


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奥多摩周辺地域の生活と文化を軸に、それに留まらない広範な
田舎・地域文化の催事や慣習といった暮らしの中の句読点、
歳時記や「月の運行」といった暮らしの道しるべ、を伝承の生活のなかから
読み解くことによって、古くから受け継がれてきた日本の里山の生活。
快適さや便利さだけに捉われないほんとうの暮らし。
スローライフのヒントになるのでは・・・・と思い、紹介し、探求していきます。
暮らしの歳時記
秋 の 行 事
如月 2月
節分 2月3日(月暦一月七日)
 
節分は、季節の移り変わる日ということで、春夏秋冬、四つの変わり目ごとに節分があります。
2月の節分は、冬から春へと移り変わる境の日で節分の翌日は立春です。立夏・立秋・立冬の前日も節分ですが、春の節分の行事だけが、現在も残っています。
 農耕民族である日本人にとって、春の訪れが最も大切であったことの証なのでしょう。
 正月のように行事料理は作りませんが、柊(ひいらぎ)の小枝にイワシの頭を刺したものを軒下に飾り、災いが家内に入り込むのを防ぎます。
豆まき  節分には、家庭・神社・寺院などで、「鬼は外、福は内」の掛け声とともに豆をまきます。鬼などの災いをもたらす厄神を追い払い、年齢と同じ数だけ豆を食べると、その一年は災難を逃れ、無事でいられると信じられています。
 豆まきの豆は大豆を炒って使います。
年男  節分に豆をまくのは、もともとは一家の主人の役目でしたが、最近、神社や寺院の豆まきは、その年の干支(えと)生まれの男性に限られています。
事の日  事とは、もともとは祭り・祭事の意味で、2月8日ないしは 12月8日事始め、事納めを意味します。
 鬼を追い払うために、ざるを竿の先につけて立てる風習があります。
 またこの日には、イモ・ゴボウ・大根・小豆(あずき)・焼き栗・ニンジン・コンニャク・豆腐などを入れた「お事汁」を食べます。
針供養(はりくよう) 関東では2月8日、関西・九州では12月8日
 
この日は針仕事を休み、前年に使用した針を供養します。折れた針を淡島神社(或いは近くの神社・寺院)に納め、神前の豆腐やコンニャクに刺して、はりに感謝し、裁縫の上達を祈ります。
 この日には、コンニャク・豆腐・大根を食べる風習が残っています。
 以前は、針仕事は家事の大部分を占めていましたので、この針供養も各家庭で行われていました。最近では洋裁学校や、和裁学校などで行われます。
初午(はつうま) 2月10日 立春が過ぎて最初の午の日
 これは全国に所在する稲荷(いなり)神社の年の初めの祭りです。
 奈良時代に、元明天皇が伏見稲荷を祭ったのが始まりといわれ、その日は、油菓子や油あげなどを供えたり、食べたりする風習があります。
 初午にお参りして、その年の豊作を祈願します。もし初午にお参りできなかったら、次の「二の午」か、その次の「三の午」にお参りするとよいとされています。
建国記念日 2月11日 国民の祝日
 
戦前は、「紀元節」と呼ばれ、四方拝、天長節、明治節と並ぶ四大節の祝日の一つでした。
 紀元節は、神武天皇即位された日を建国の記念日として、明治5年に制定されました。
 この日は明治憲法発布の日でもあり、梅の花の咲くころなので、梅花節とか、梅佳節ともいわれました。
弥生 3月
ひな祭 3月3日 上巳(じょうし)、重三(ちょうさん)の節句
 不浄を祓うために、水辺で禊(みそぎ)をしたり、酒を飲んだりしたのですが、人形を作り、それで身体を撫でて、汚れを移してから水に流す行事も、同時に行われました。
この人形から、ひなが生まれたわけですが、現在のようにひなを飾る祭りは、江戸時代後期に発展したとと思われます。
 ひな祭りは、女のこのいる家では特に祝い、女の子が将来、幸福な結婚ができるようにと願います。ひな人形を三月三日以降に飾ると、婚期が遅れるという言い伝えがあります。
流しびな   ひな祭は、もともと身体の汚れを人形に託して祓う行事でした。現在では、古くなったり、こわれたひな人形を送る行事に変っていますが、地方によっては、三日の夕方ひな送りといって、川に流す行事が今も残っています。
桃酒   三月三日の上巳の節句には、桃の花を浮かべた酒を飲んで祝いました。は中国では、邪気を祓い、長命をもたらすと信じられていました。
 また、ヨモギを蒸して作る草餅も、上巳の節句につきものです。このヨモギも邪気を祓うと信じられていました。
ひな段の飾り方   ひな人形は、十五人ぞろいと、道具類を五段、ないしは七段に飾ります。最上段に内裏雛(だいりびな)、二段目に官女三人、三段目に五人ばやし、四段目に右大臣、左大臣、五段目に衛士(えし)三人を並べます。
 道具類は、鏡台・たんす・針箱・長持ちなど、このほかに、犬張り子や貝桶(かいおけ)も一緒に飾ります。犬張り子は魔よけのため、貝桶は絵合わせに使うハマグリを入れるためのものです。ハマグリは、貞節の意味を持ち、飾るだけでなく、ひな祭の行事料理には必ず加えられています。
さいきんでは、家のスペースの関係から、十五人ぞろいを小型のケースに飾ったものが出回っています。
東大寺お水取り 3月12日〜14日 奈良、東大寺
お水取り、籠松明
(かごたいまつ)
 この行事の祭りにともされる松明(たいまつ)の火の粉をあびると、災厄除けになるといわれます。
 古式ゆかしい雅楽と、雄壮なホラ貝の音色とはじける松明の火の粉とが、奈良の宵闇を背景に、
荘厳にくりひろげられます。
春分の日 3月21日(火) 国民の祝日
 
この日は太陽が黄径0度の春分点を通り、昼と夜の長さが同じになります。
彼岸(ひがん)  春分の日の前後三日間づつの一週間を彼岸といいます。
 彼岸という語は、仏語で、現世を此岸(しがん)というのに対して、悟りの境地、涅槃(ねはん)の境地を意味します。
 仏教では、極楽浄土(ごくらくじょうど)は西方にあると信じられていますが、彼岸の中日には太陽が真西に沈むので、この日を中心に仏事を営むようになりました。
 仏寺では法要がいとなままれ、一般の人々は祖先の墓に参ります。
 また、この日には、小豆(あずき)で餅をくるんだぼた餅を作る習慣があります。このほかにヨモギの新芽を入れた草餅や、上新粉で作った彼岸だんごなどを仏壇や墓前に供えます。
イースター  キリスト教にとってのイースター(復活祭)は、クリスマスと並ぶ最も大切な行事の一つです。
 春分の日以後の最初の満月の後の日曜日が、イースターに当たり、3月22日から四月25日の間にきます。
 キリストの復活を祝う週間で、キリスト教国では、国の祝日となっています。
 絵の具などで彩色された卵が、復活のシンボルとして贈りものにされます。子供たちは、各家庭を回り、卵をもらい集めます。また、女性は教会へ行く時に、帽子を美しい花で飾る風習があります。
 
月の運行
 月の運行は古くから生活と密接に関わりをもち、月の暦、月のリズムは、催事や農業、林業、狩猟など、暮らしの大事な部分の目安、よりどころとして大事な役割を担ってきました。
満月から満月までの「月の満ち欠け」
満月→下弦、下弦→新月、新月→上弦、上弦→満月 はそれぞれ7日もしくは8日の間隔で、満月から満月の一回りで約30日、一ヶ月の周期です。
満月から新月

解毒  洗浄  発汗
発散  乾燥  固定

新月から満月

補給  摂取  保護
休養  準備  計画

上記のように、満月から新月にいたる約15日間は放出的な要素、新月から満月までの約15日間は吸収的な要素に適する思考、行動、作業等が望ましいということです。